関節や関節周囲の骨や腱、筋肉などに痛みが起きる病気である関節リウマチは患者数も多いのが現状です。
免疫の異常によって、主に手足の関節が腫れたり痛んだりします。
悪化していくと骨や軟骨まで壊れ、関節自体が変形したり固まって動かなくなることもあります。
日常生活に影響をきたす他、炎症は関節だけに留まらず目や肺など全身に広がる恐れがあります。

人は細菌やウイルスなど、敵とみなす物質から身を守る為の免疫を持っています。
免疫は体内で抗体と言う武器を作り、体内に侵入して来た異物を排除する力です。
しかし、何らかの理由で体を守る筈の免疫の力が関節を守っている骨や軟骨を敵と勘違いをして、攻撃してしまうのが関節リウマチを引き起こす原因となります。

こうした病気は自己免疫疾患と呼ばれ、体質的にかかり易い人が何かをきっかけに発症しやすい傾向があります。
発症する原因は正確には確認されていないものの、細菌やウイルスの感染などが挙げられます。
その他にもストレスや喫煙、出産、怪我などをきっかけに発症してしまうこともあります。
なお、強い遺伝性は無いので、先祖や家族が関節リウマチを発症していても必ずしも自分も発症する訳ではありません。

関節リウマチの特徴は関節の腫れや痛みが左右対称に出る事が多いです。
起床時に手足がこわばって動きづらい症状も当てはまります。
だるく感じたり、疲れやすくなったりと関節以外にも症状が出る場合もあります。
梅雨時や冷房の効いた部屋では調子が悪くなる可能性もあるので、季節に関わらず体温調節を上手に行うようにしましょう。

初期症状では、手に力が入りにくく布巾や雑巾が絞りにくい事や、畳や床を歩くと足の裏に痛みを感じる場合もあります。
なお、関節リウマチは女性がなりやすく30~50歳代で多く発症しています。
最近になって関節リウマチは発症から2年以内に症状が急速に進む事が判明されました。
その為、早期発見が重病化を防ぐ事に繋がります。
早期治療を行えば、関節の機能を保つことが可能になるので今まで通りの生活を続ける事も出来ます。

リウマチの症状を和らげる方法

関節リウマチと診断されても、治療を行いながら明るく過ごす事が症状の緩和を和らげる為にも、症状の悪化を抑える上でも良い結果を及ぼします。
リハビリは身体機能の回復にも効果的で、関節リウマチの症状を改善する役目も果たしてくれる事でしょう。

関節の痛みが強い時は無理な運動は控え、関節周囲の保護を中心にした生活を起こる事が必要になります。
症状を和らげるには、家庭でも手軽に出来るものがあります。
患部を温めたり冷やしたりする事です。関節に腫れの症状がみられ熱を持っている時は、原則冷水などで冷やします。
腫れが酷くなければ温めると良いです。関節周囲の筋肉がこわばって血流が悪くなると、痛みが増す事もあります。
温めて血流を促す事で、リウマチの症状を和らげられる事が期待できます。

朝の手足の強張りは40~42度くらいのお湯に手足をいれて10分程温めるだけでも効果があります。
お湯の中でゆっくり手足を動かしながら温めると更に効果的です。
痛みが酷い時は冷水と交互につけると良いです。温水に4分浸けた後、15~20度の冷水に1分程浸けます。
この動作を3~4回繰り返した後は、温浴を4分間行って終了になります。

痛みが和らいできたら無理のない範囲で運動を始めてみましょう。
過度な運動は返って症状を悪化させてしまう恐れもあるので、運動に関しては慎重に行う必要があります。
関節リウマチの運動は、関節を動かす筋肉の衰えを防ぐ目的で行われます。
医療機関で指導を受けながら毎日続ける事が改善の近道となるでしょう。
体は動かしていないと衰えてしまいます。無理をしない程度に楽しみながら取り組みましょう。

喫煙も発症させやすくする危険因子となります。
治療を行っていても喫煙をしている事で悪影響を及ぼし、十分な治療も行えなくなる危険性があります。
喫煙している場合は症状を改善させる為にも禁煙をお勧めします。